【声優インタビューvol.4】elfin’(エルフィン)

新人声優.com編集部が、現役で活躍している声優さんに直撃インタビューシリーズ。

今回は、みんなにどうしてもご紹介したい美声女ユニットに登場していただきましょう!
その名も「elfin’(エルフィン)」。

elfin’は、アジア最大のトッププロダクション「オスカープロモーション」と、
声優プロダクション国内最大手の「青二プロダクション」が
タッグを組んで開催した全日本美声女コンテストから輩出されたユニット。

メンバーは、

花房 里枝(はなふさ りえ)さん(写真左)
高橋 美衣(たかはし みい)さん(写真中央)
辻 美優(つじ みゆう)さん(写真右)

の3人からなるユニットです。

3人組のユニットとしてCDデビューを果たし、数々のイベントに出演するなど、
女優、声優、アーティストとしての活動も行うなどマルチに活躍している3人に、
学生時代のこと、デビューのきっかけ、そして声優を目指す方へのアドバイスをじっくり聞いてきましたよ!

 

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「あなた、その声の方がいいわよ」
―― 大御所からの一言で拓けた。/辻 美優

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●「全日本美声女コンテスト」が開催された当時は、みなさん学生でしたが、
当時はどんな学生生活を送っていたのですか?

 

花房 里枝(以下、花房)

もともと表現することが大好きで、
小さい頃からダンススクールに通ったり様々な活動をしていました。
高校生の時は、海外ドラマをよく観ていて、“声優さんって素敵だなぁ”と憧れていました。
そんなときに偶然にも「全日本美声女コンテスト」に出会ったのです。
当時は、海外のアーティストも好きで、ワン・ダイレクションさんや
K-POPの音楽などもよく聴いていましたね。

 

高橋 美衣(以下、高橋)

私は、3歳の時に『美少女戦士セーラームーン』のミュージカルを観て、
“私もセーラームーンになりたい!”と思ったことが、声優さんに興味を持つキッカケとなりました。
それからもう小中学生の頃には、自分で履歴書を送ってオーディションを受けて、
合格したらお仕事をさせて頂くというようなことをしてきました。
あとは、『ドラゴンボール』を小学生の時に見て、“アニメってすごい!”と思って(笑)、
そこからミュージカルや声優のお仕事をしたいと強く思うようになりましたね。

ただ、このコンテストを受けた高校1年生の当時は、そういった活動は全くしていなくて、
本当に普通の学生生活を送っていました。「学校だ!青春だ!文化祭だ!」みたいな感じで(笑)。
軽音部にも所属していて、文化祭の時は、ギターボーカルとして
チャットモンチーさんやSHISHAMOさんのコピーバンドをやったこともありました。

 

― 辻 美優(以下、辻)

私は、小さい頃からアニメやゲームが好きで、
学生時代は、同じ趣味を持った友達と一緒に休み時間や放課後を過ごしていました。
その中にボーカロイドが好きな友達がいたのですが、
オススメの曲を紹介されたりして、がっつりオタク寄りになっていきましたね(笑)。

学校の帰り道に、5人くらいで手を繋いでボーカロイドの曲を大声で歌いながら
駅まで歩きながら帰ったこともありました(笑)。しかもパート分けまでして…
なぜそんなことをしていたのか、今ではまったく分からないですが(笑)。

 

 

●「全日本美声女コンテスト」を受ける前にも様々なオーディションにチャレンジされてきたと思いますが、
ご自身の中で“これが合格の決め手だったんじゃないかな”と思う部分はありましたか?

 

花房:決め手!?えーーー、なんだー!?(笑)。
…でも、私は、「うわー」とか「きゃー」とか言ったりしちゃって、
普段から天然なところがあるのですが、そういうキャラクターが良かったのかなぁ?(笑)

 

:たしかに天然なところあるよね(笑)。

 

― 花房:ちなみに、みゆみゆ(辻)とは、オーディションの時のエントリー番号が前後だったんです!
書類審査の次のグループ審査もたまたま一緒で、
そこからずっと一緒だったので、賞を頂いた時はお互いビックリしました。

 

:その頃は、超丁寧な敬語で「先に、どうぞ、どうぞ」「いえいえ、先にどうぞ、どうぞ」という感じで…。
今じゃこんな関係になり(笑)…感慨深いですね。

 

― 花房:話を戻すと、コンテストの時は“声で表現したい!”という想いが届いたらいいなぁと考えていたので、
きっと、そんな心の声が審査員に届いたのかなと思っています。

コンテストに参加している方たちのレベルが高かったので、
合格が決まった最初は“信じられない”という気持ちでした。
まさか自分がメッセージを届ける側の人間になれるとは想像してもいなかったので…
でも徐々に“メッセージを伝えるんだ”という自覚を持って
パフォーマンスをさせてもらうようになっていきましたね。

 

― :私は、このコンテストがあることを知った時に、
“このチャンスを生かさなければ、アニメのお仕事には、一生巡り合えないんじゃないか!?”
って思ったんです。

ただ、コンテストの時は、なぜか今まで受けたオーディション以上に緊張してしまったんです。
“なんだこれ!?”“わーっ!”っていう感じで…。

でも、いざステージに立ったらものすごく楽しくって。
今までのオーディションでは、何とか緊張していないように見せようと意識していましたが、
その時に、“この感覚は今までと違うな”って感じました。

デビューが決まった時は、“自分の好きなことをできるなんて、なんて幸せなんだろう!”って思えて、
あらためて未来が拓けたという気がしました。

 

― 高橋:私は、オーディション雑誌を開いた時に、このコンテストに野沢雅子さんや古谷徹さんたちの
お名前が載っていて“すごい!これは悟空とヤムチャに会えるかも”って(笑)、勢いで受けた部分もあるんです。
受賞した決め手は、、、なんだろう?(笑)…。
でも、自分の中の目標として、とにかく何事も「全力投球!」ということを心がけていたのが良かったのかな。

 

あとは、最終審査の中で歌唱審査があったのですが、司会の森田 成一(もりた まさかず)さんが、
「ビックリしたよ」って褒めてくださって。それを考えると、も決め手の1つになったのかなぁ。
私は、高音が得意だと思っていたので、高音を出せるMay J.さんの『Lovin’ you』を選んで歌いました。

 


 

●デビューのきっかけとなった「全日本美声女コンテスト」の審査員には、
大御所の先輩方も参加されていましたが、何か印象に残っているアドバイスやエピソードはありますか?

 

― 花房:野沢雅子さんが、審査の時も、発表の時も参加してくださって。
その時に「印象に残る声優さんになるにはどうしたらいいですか?」という質問に対して、
すごく丁寧に答えてくださったことがとても印象に残っています。
あと、私はダンスが大好きだったので、剛力彩芽さんにダンスを審査してもらえたことも、
とにかくうれしくて印象に残っていますね。

 

― 高橋:印象に残っているのは、野沢雅子さんが「美声女コンテストの“美しい声”っていうのは、
クリアでキレイな声のことじゃなくて、個性的で、パッとハマる役があったり、
その人しか持っていない声であれば、それは美声女なんだよ」っていう話をしてくださったんです。
「自分らしさや個性のある声が、素敵なんだよ」って言葉にとても感動しました。

私も、野沢さんのようにパッと声を聴いてもらった時に、「あ、高橋 美衣だ!」って思ってもらえるような、
そんなお芝居ができる声優さんになりたいなと思いました。

 

― :コンテストの中で、セリフを言う審査があったのですが、
“まずは可愛い女の子の声を目指そう”と思って練習から準備をしていました。
その審査には野沢雅子さんもいらっしゃったのですが、野沢さんから質問やコメントを頂いた際、
審査が終わって緊張の糸が切れてしまっていたのか、私はつい、普段の感じで話してしまったんです。

 

でも、その時に野沢さんが「あなた、その声の方がいいわよ」と、
ビックリするようなことをおっしゃったんです。
でもこの言葉がストンと(腹に)落ちて、その瞬間に拓けた感じがしました。
“そっか、声を作るんじゃなくて素の声でいかにできるかを考えないといけないんだ。
じゃあ、私はこの声で頑張っていこう!”って。
もちろん、色んな声の役をできるように練習をしていくことも大切ですけどね。

 

 

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「経験」て大事。日常生活すべての経験が役に生きると思う。/花房 里枝
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●声優として、日常生活やお仕事の時に、意識していることや心がけていることを教えてください。

 

高橋:最近始めたことなのですが、家の中で、突然セリフを言うっていう訓練をやっています。
これは、母も協力の上で、まるで寸劇のように突然始めるんです(笑)。
半分は遊びなのですが、それがお芝居の練習になっているかも(笑)。
あとは、文鳥を飼っているのですが、文鳥の気持ちになって話しかけたりもしています。

 

― :あ、それ私もすごいやる!
私の家ではワンちゃんを飼っているんですけど、ワンちゃんがお母さんにおやつをおねだり行く時に、
私がワンちゃんの後ろから「ママ!おやつ、おやつ!」って、ずっと犬の翻訳をやってますね(笑)。

 

― 高橋:それが、本番に生きるかは分からないですが、
色んな人やキャラクターの気持ちになれるので勉強にはなるんじゃないかな。

 

花房:私は、パフォーマンスのMCの時、応援してくれる方に気持ちがしっかりと届くように、
ゆっくり言葉を喋ることを意識しています。
「言葉を届けることは、とても大事なこと」とマネージャーさんからアドバイスをもらったんです。
そうやって、言葉を届けようと思いながらゆっくり話すことを意識すると、
自然と滑舌も良くなって、声が聞き取りやすくなるみたいです。

 

― 高橋:私は、いつも『SHOWROOM』(毎週火曜20:00~「elfin’の美声女ホームルーム♪」)で
超早口になって暴走するんですが、(花房が)止めてくれるんですよ(笑)。

 


 

●ところで声優活動をする上では、大変なこともたくさんあると思いますが、どうやってそれを乗り越えてきましたか?

 

花房:(しみじみしながら)「経験」ってとても大事だなぁって痛感しています。
その役になりきる上では、自分自身の日常生活でも、その役と同じような経験をすることが必要だなぁと。
最近だと、甘えるお芝居がなかなか上手にできなくて、
収録の際、何度もアドバイスをもらいながら録り直すということがありました。

 

そんな時、“そういえば、私は、長女だったから、今まで甘えることがあまりなかったなぁ…”と、ふと思いました。
だから、そんな時は、メンバーにも練習と化して甘えてみたり(笑)。
そういう日常生活のすべての経験が役に生かせると思うので、これからは仕事も、
プライベートでも、何でも挑戦していきたいなってすごく思っています。

 

― 高橋:ボイスサンプルをよく録るのですが、最初はどうしたらいいのか正直分からなくて
“真似をすることも大切だ!”と思って、とにかく色んな人の声を聴いたり、動画で調べたりして勉強をしていたんです。
そうしているうちに、本当に“ただの真似”になってしまっていたみたいで、
ある時「それじゃあ自分らしさがないよ」と言われてしまって…。

 

そこからは、自分らしさ、つまり個性を大切にするようにしながら日々の練習を頑張っています。
例えば、自分の普通の声を録音して、自分の声ってこういう声なんだぁ…っていう感じで、
自分らしさ、自分探しのようなことをしてみたり。
私もまだまだアドバイスできるような立場ではないですが、
きっと自分らしさを確立できた人が「勝ち」なのかなぁって思います。

 

― :私が最初に言われたのは、「滑舌を直したほうがいい」ということでした。
特に、洋画は滑舌のスキルを求められることが多いので。
滑舌をよくするためには、ひたすら台本を読むというのが私のやり方ですね。
「あ・い・う・え・お」など、短い言葉の発声も大切ですが、
いざ本番では、いかに長いセリフを噛まないで正確に伝えられるかということが求められます。
だから毎日、必ず長いセリフを読むように練習しています。

ただ、私もまだまだ修行中の身なので、【※ただし効果には個人差があります】と注意書きを書いておいてください(笑)。

 

あとは、台本を読みながら、その人物やキャラクターが、今何を考えていているのか?
嬉しいのか?怒っているのか?どうしてこの人は、こういう状況になってしまったのか?…
ということを深く考えるようになってからは、自然と滑舌も良くなっていったような気がしています。

やっぱり人の気持ちを理解して、それを伝えようという気持ちがあれば、自然と話し方も変わってくるので。
なので、まずは、国語を大事にしたほうがいいなとすごく思いました。
登場人物の気持ちを考えるとか、普段の生活でも、あそこを歩いている人は、
今何を考えているのかな?とか…そういった人間観察も大切なんでしょうね。

 

 

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2017年も全力投球!/高橋 美衣
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●最後に、2016年を振り返って、そして2017年はどんな年にしたいですか?

 

― 花房:2016年は、たくさんの出会いがあった1年でした。
応援してくださるファンの方、スタッフさん、現場やレッスンで出会う方
本当にたくさんの方と出会うことができて、たくさん勉強をさせて頂いた1年でした。
2017年は、声優としても、elfin’としても、3人で力を合わせて、
さらにまた出会いを広げられる1年にしたいなと思います!

 

高橋 :2016年は、駆け抜けた1年だったなぁと思います。
デビュー以来、特に初めてのことが多かった1年で、声優としても、elfin’としても、
高橋 美衣個人としても、色んなものを吸収することができた1年でした!
でも、まだまだインプットしたものを自分のモノにできていない感じがしていて…
まだ溢れちゃいそうな感じがしているので、2017年は、吸収したものを自分の技にできるように
みなさんに見せられるようなレベルのモノにして放出をしていきたいと思っています!

そして、elfin’としても、声優としても、とにかく『全力投球』で頑張っていきたいと思います。

 

― :2016年は、代々木第一体育館などの大きなステージで歌わせていただいたり、
海外でもパフォーマンスをさせていただいたり、色々な経験ができた1年でした。
特に、海外で出会ったお客さんが、今でもインターネットからコメントを下さったりして
“こういう風に世界のみんなと繋がっていけるんだ”と実感できたことが印象に残っています。
声優としては、今まで以上に声優として活動できたと感じた1年でした。
映画『君の名は。』にも、少しの役だったのですが出演させていただき、良い経験ができました。

2017年は、もっと多くの方にelfin’を知っていただけるように、
昨年学んだことを生かしてレベルアップしていきたいと思っています。
そして、声優としても自分のスキルを上げて、
ゲーム、アニメ、洋画の吹き替えの出演に繋げていきたいと思います!

 

INTERVIEW & TEXT / 内田涼一

 

 

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INFORMATION
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●elfin’ DeNA SHOWROOM「elfin’の美声女ホームルーム♪」毎週火曜20:00~レギュラー出演中!
3人の“素”が見れちゃうのがこの番組の見どころ!お誕生日の方には、3人から歌のプレゼントも貰えちゃうかも!?
https://www.showroom-live.com/elfin

 

●2017年春、待望の2ndシングルリリース決定!
PCブラウザゲーム《ヴァンパイア♰ブラッド‐月戯‐》イメージソング
『Luna♰Requiem~月虹の宴~』(ルナ♰レクイエム)
エグジットチューンズよりリリース決定!!
激しいサウンド、黒いゴシック衣装が印象的な“新たなelfin’”の魅力が詰まった作品!


 

YOUTUBEでMV先行解禁!
●elfin’公式サイト
http://www.oscarpro.co.jp/talent/elfin/

 

 

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